2018年3月18日日曜日

きみは特別じゃない

今日読み終わった本

「きみは特別じゃないーー伝説の教師が卒業生に贈った一生の宝物」

 デビッド・マカルー・ジュニア  ダイヤモンド社 (大西央士 訳)

久しぶりに日曜日の予定がなかったので、ドーナツ屋さんでひたすら読書していました。
この本はたまたま図書館の店頭に飾ってあった本です。卒業がテーマで、揃えられていたものの一冊です。

高校を卒業していく人たちに向けた、熱いメッセージでした。

自分が特別と思っちゃいけない、道は自分で責任持って選ぶんだ、人はいつか死にたどり着くのだから…

語り口は、いろんな視点から結論にたどり着く感じ。あまり感情が表現されていない感じがして、私にとっては少し苦手な部類に入るものでした。

それでも読み通すことができたのは、題名に惹かれて、どんな風に「特別ではない」ということを書き表しているのか、とても興味があったからです。学校の先生の視点で、生徒に何を伝えたいかが、ひしひしと感じられたことがとても良かったと思います。

この中に「差別はしてはいけない」という章があって、ノーマルな考えが書いてあったのも良かったです。

人間の基本を教える先生はきっとたくさんいらっしゃると思うのだけれども、自分の味方と違う視点から同じ意味のことを教わった感じがします。

ひとつ残念だったのは、大学を出ることが前提で語られたことでしょうか。
その方の価値観だから、私の価値観と違うということで、理解しようと思います。

10代の時に、こんな風に、一人一人が特別な存在ではないということ、つまり一人一人が特別でそれを互いに尊重しあって初めて信頼が生まれるのだということを、根気よく説明してくれる人に巡り合えていたら、どんな人生が待っていただろうなあと思います。

そういう出会いがなかった自分はそれなりに人生を生きて、今頃いろいろ振り返る事態になってしまったけれども、それでもこの本が知り得たことの復習になったことに、ここまでのであった方との関係性に、感謝したいと思いました。


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