2015年9月15日火曜日

しげる庭

友人主催の飲み会で知り合った方から案内状を頂いて、三人展に行ってきました。。
階段だけということで少しドキドキしながら、会いに行ってしまいました。快く迎えていただいて、嬉しかったです。

抽象画はなんとなく苦手で、戸惑うことが多い、絵心なしの私ですが、3者3様の世界観に面白さを感じさせていただきました。

再会し、ひとときお話を聞かせていただきました。どんなときに絵を描きたくなるのか、絵のできる過程はなんなのか、そこに根本があって絵が生まれていく、その様な話がとても印象に残りました。漆の話もとても興味深いものでした。

個人的な感覚としては、黒というものが暗くならない感触、そしてそれが風合のある作品になるということが、発見だった様に思います。

自分の大事にしているものを表現し続けていくという生き方を、教えていただいた様に思います

しげる庭
9月14日から19日 11時〜19時(最終日は17時まで)
場所  アートスペース羅針盤 
    東京都 中央区 京橋 3-5-3 京栄ビル2F    
しげる庭


2015年9月13日日曜日

城北中央公園

東京都民には順次「東京防災」という黄色い本が届けられている。うちにも昨日届き、チラチラと見ている。

いい機会なので、広域避難場所まで徒歩で行ってみた。

城北中央公園は都立公園。道路を挟んで幾つかに分かれていたが、ものすごく広くて気持ちのいいところだった。ちょっと遊びに行くつもりが、少し長居をしてしまった。
家からは徒歩30分ほど。一番近い避難場所はすぐ近くの学校なので、広域のところまで行くことになるかどうかはわからないけれども、一度行っておけば感覚もつかめるのでいい機会だった。

しかし広かった。地図だけではイメージはつかめないものだ。

多目的トイレの数は少なかったけれど、もう少し観察したら面白い発見がもっとあるかもしれない。

彼岸花が綺麗な季節。近くにキンモクセイがないので今年はなかなか感じないけれど、9日に秋が深まっている。

2015年9月9日水曜日

ソフォン(願い)

韓国映画はとてもわかりやすい。

この映画はとても観るのがきつい。何も隠さずというか、邦画にはない表現であらわしてあるところを感じるから。
実際にあった事件が元になっている。

包み隠さず見せてくれるぶん、鈍感な私にも理解しやすいし、何か酷なのかがとてもよくわかる。
観てよかったと思う。
そしてよくわかったぶん、観るのがとても辛かった。健気な女の子も、二度と治らない障害も、父親の切ない努力も、犯人の冷酷で自己中な行動も。
女の子が受けてしまったその事実も。
世の中にそんな経験をしてしまう子どもも大人も大勢いるという現実も。
その事実の数だけ加害者がいて、何にも悪いと感じずに生きていたりするということも。


アメリカン・スナイパー

実在の人物をモデルにした映画。

戦争体験がその人にどれだけの深い傷を残すか、感覚を異常にするかを観せてくれる。

仕事で人を殺さなくてはならないということ、それを正義と位置付ける無茶苦茶さというか、心に傷を負うということがどれだけの感情を感じなくさせるか、こくこくと見ることができた。
時々真剣に見られなくて、少し逃げた私。
いつかもう一度観なくてはいけないかな。


救いたい

東日本大震災後の東北を舞台にしたもの。

最後の、お祭りが復活して、お神輿が通っていくその道に、地元の方がご家族のお写真を持って出演されている。

このシーンがとても印象に残った。

6歳の僕がおとなになるまで

12年間、キャストを変えないで、撮り続けた映画。
前から観たいと思っていた。

生活していくことを映画にしてしまうなんて、面白いなと思う。特別トラブルに巻き込まれるとかそういうものでなく、父親と母親と姉と主人公の男の子が、それぞれ波にもまれながら人生を過ごしていく。

それぞれの波はもちろん家族それぞれに影響するのだけれども。

一つ一つの選択なんてあっているか間違っているか分かるはずはないし、人生はそういうものでなく、積極的に自分を見つけていくものなんだと、この映画を見ながら思った。

子どものうちは家族の波をただ受けるしかないけれど、おとなになるということは、自分で波を起こしていくことも多くなるということなんだなあと。

余談だけど、母親役はメディアムという米国ドラマのヒロイン役だった方。
同時期に年月かけて映画を撮っていたんだなあと、そこも面白かった。

アバウト タイム


イギリス映画。

その家系の男性は過去にタイムトラベル出来ると、21歳になった朝に父親から告白される。

思いの外長い映画だったけれど、ストーリーは楽しかった。最後は常識の範疇に落ち着いて、生きていけばいいかという指針を匂わせる。

時間を大事にするってこういうことだよな、と改めて確認できる感じ。
ロマンチックな映画だった。

イギリス映画も、うまく書けないけれど、品の良さというか、見せないものは見せないというところが好き。
変な言い方になってしまった。

草原の椅子

2013年につくられた邦画。

邦画の、静かな展開と抑えた表現はとてもすきだ。
この映画は何も情報なく見たぶん、すっと心に入ってきた。

何も特別激しいシーンはないのだけれど、子どもの底知れない悲しみと、おとなたちのまよいや未来への怖さみたいなものが伝わってきて、なんかいい映画だったなあと思う。
激しい映画もいいけれど、観る人にイメージを創造させるようなこういうものも好き。

メインキャストも素敵だったけれど、小池栄子さんの異常な感じの登場人物も印象的だった。
的外れで、話がかみ合わなくて、本人はそれで正しいと思っている、そんな人。
なんだか、他人事ではなかった。そう思えるのも邦画の良さかもしれない。

新しい家での暮らし

 しばらくぶりの更新です。 9年間住ませていただいた古い家と別れて、春から新しい家での生活が始まりました。 小さな一軒家。築50数年だそうですが、全リフォームしてある家です。 南側には大きなひさしがあり、玄関からは出入りできませんが、キッチン側の大きな窓が地面から低い位置にたまた...