12年間、キャストを変えないで、撮り続けた映画。
前から観たいと思っていた。
生活していくことを映画にしてしまうなんて、面白いなと思う。特別トラブルに巻き込まれるとかそういうものでなく、父親と母親と姉と主人公の男の子が、それぞれ波にもまれながら人生を過ごしていく。
それぞれの波はもちろん家族それぞれに影響するのだけれども。
一つ一つの選択なんてあっているか間違っているか分かるはずはないし、人生はそういうものでなく、積極的に自分を見つけていくものなんだと、この映画を見ながら思った。
子どものうちは家族の波をただ受けるしかないけれど、おとなになるということは、自分で波を起こしていくことも多くなるということなんだなあと。
余談だけど、母親役はメディアムという米国ドラマのヒロイン役だった方。
同時期に年月かけて映画を撮っていたんだなあと、そこも面白かった。