2017年1月1日日曜日

介助についての考え方の違い。

あけましておめでとうございます。
東京は青空でした。あまり今日は外に出なかったけれど、幾分暖かだったように思います。


個人的なことですが、自立生活に踏み切ってから、今年で24年になるようです。
その間に関わってくれた介助の方は、一体何人になるんだろう。
今日いただいた年賀状の中にも、むかし介助で知り合った人の、嬉しい知らせが混じっていました。

一般的に、重い障害を持つ人は施設などで暮らしているのではないか、というイメージは、最近はどうなんでしょうか。少しは崩れたのでしょうか。
少し私はその感覚に疎いようなのです。
介護職がこんなにも求められる時代になったけれども、やはり施設のイメージは強いのでしょうか。

駅のエレベーターが当たり前の社会になり、多目的トイレが増えて、障害者の雇用率も上がっているし、テレビに映る人たちも多くなってきました。2020年にはオリンピック・パラリンピックがあるので、これから様々な分野で街が変化していくように思います。

昨年実家に帰った時の最寄駅路線のエレベーター設置の変化は、私にとって大きな出来事でした。

24年このような生活をしていると、様々な方との出会いの中で、私の自立生活に対する考え方も少しずつ変わっていっているような気がいたします。

最初の数年間は、自分で生活を選び、決めて、選んだ責任を取っていくこと(他の人のせいにしないこと)ができるこの生活で、学ぶことが多くありました。
介助制度も発展途上だったし、行政との話し合いの日々だったように思います。

それと同時に、ながい時間を介助の方と一緒に過ごすということ、その全体に障害者として(介助という仕事のあり方を考える側として)どう責任を持って生活していくかが、私の課題だったように思います。

障害当事者団体でピアカウンセラー等のお仕事をしていた頃は、自立生活という考え方を理解した上で介助に関わってくださった方が多かったように思います。
私も仕事が充実し、また自立生活センターで責任を持つ役割をいただいて、自立の理念を大事にして生活していました。

そして今は、支援者としても仕事も辞め、障害者運動からもひかせてもらい、自立生活センターや社会福祉法人から介助の方を派遣していただいて生活しています。今の生活は私にとって、今までの価値観と違う学びがあるように思います。

高齢者の介護施設で働いている方に伺ったのですが、介護施設では介護者は自分で考えて動くことが主となり、介護される側がどうすれば心地よく生活できるかを考えながら動くことが主な仕事となるそうです。

その話を伺って、私はなぜ施設を選ばないのか、自立生活を選んだのかを改めて考えてみました。

わかりやすく書くならば、自分の人生に責任を持ちたかった、世間的にその責任がたとえほんの一部のことに見えたとしても、自分の選んだことに責任を持っていきたいと思った、その気持ちが始まりのように思います。

そしてできれば、自分のできること、自分の役割を見つけたかった。

生活のすべを知らないまま、すべての選択の責任を誰かに任せて、選んで援助してくれた人のせいにして人生を生きたくなかったのです。

だから私は施設には戻らなかったんだと思います。自分の生き方として。
施設を生活の場として選ぶ方もいるだろうけれど、私は地域で生活して生きたかった。
それが選択だったのです。

介助で来てくださる方の中には、介護経験のある方もいらっしゃって、私の今の生活スタイルはわかりにくい面もあるようです。考え方としてはまるで真逆、なのだそうです。

確かに、現実的には自分で何もできないし、誰かがこないと生活が成り立たないというのに、頼んだことだけやってほしいとか、生活の全てを自分で把握したいというのは、支援する側はどのように見えるのか、相手の目線に立ってみると、大変なことかもしれません。

でも、最近の経験から、その考えの違い、やり方の違いを説明することも大切なことなのかもしれないと思えました。
この生活を選び、いろんな方が来てくださる中で、ちゃんとした説明を試みることは、傲慢な面だけではないのではないかと感じたのです。
その経験の中でふとでてくる自分の甘えも、自覚した方がいいことだとも思いました。
まだ確かではありませんが、そんな気持ちでいます。

ただ、伝え方は、どうも私は直球すぎるようです。
どうしても、自分の生活スタイルにこだわりがあり、外れることに気持ちの悪さを感じてしまうのです。
理解を求めてはいけないとわかっているのに、瞬間的に子供のように感情が出て来てしまいます。
もしかしたらまだ、理解してほしいというものがあるのかもしれません。
自分の考え方が正しいのにとか、それをわかってほしいとか…。手放したはずの気持ちが、ぶり返してしまいます。
こういうところはまだまだ未熟だなあと思います。冷静に状況を知る必要があるのに。
例えば、お正月でも介助に来てくれる人がいるというのに。
私の経験値は本当に偏っていると反省です。

元旦からさまざまなことを考える機会に恵まれました。
こうして生活が続けられることに深く感謝して、過ごして生きたいと思います。

心豊かな年でありますよう、お祈りいたします。



好きな歌詞 ーートモエ学園ーー

福山さんの歌は、好きな歌もあるけれど、あまりハマらないのですが、この歌はとても好きです。 「窓際のトットちゃん」の本も好きだったけれど、トットちゃんの世界を別にしても、とても心にしみる詩です。 子供目線が少し入るから、優しくわかりやすい詩になっています。 いい先生や、友...