シアターKASSAI(池袋)で公演されている
「明日」という舞台を観てきました。
1945年8月8日の長崎の生活をえがいた、井上光晴氏原作の「明日」を舞台にしたものです。
すごく、よかった。渾身の演技を目の当たりに感じて帰ってきました。
物語は、テレビドラマなどで観たことがあり、初めてではなかったのですが、改めて小劇場で見ると、目の前でその時に戻って生活を見つめているようなそんな気分になりました。
その時代に言われていたであろう、現実的なニュースや人との関係性の難しさやそういうものが、ひたりひたりと匂い立つような作品でした。
その中で家族の想い合う姿、深い愛情が漂う家の様子が、身に迫ってくるのでした。
この舞台を9回やるなんて、役者さんはタフだなあとしみじみ。
いつもお世話になっている方も出演されていたのですが、別人に見えました。感動でした。
でも、あらわすって、そのぐらい燃えつくすものなのだとも思いました。
公演は24日の月曜日までです。