食べることがとても好きなせいか、作ってもらう時も外で食べる時も、美味しいものを食べたいと思ってます。
特別高いものが欲しいわけではなく、ただ美味しいものをいただきたいと意識しているだけ。無農薬にこだわってもいないし、産地にもこだわっていません。
ただ、野菜は八百屋さんで、お肉はお肉屋さんで、魚は魚屋さんで買いたいと思っています。
今は時間があるし、介助の方もこの生活に付き合ってくださるので、スーパーだけでなくいろんなお店に行くことが叶っています。
先日、知人からご自宅で育てられたという絹さやをいただいて、朝ごはんにさっとゆでてもらいました。
一口食べたら、とても甘くて、栄養が口の中にはじけるよう。ばりばり食べてしまいました。
食べながら、毎日世話を欠かさない知人の姿が浮かんでくるような気がしました。優しさだけを込めて育てているんだなあと。
個人宅での栽培なのでそんなに多くは収穫できないものを、分けていただいたのですが、貴重なものをいただいたと思いました。
私は自分の手で調理することも、食材になるものを育てることも今回の人生では実体験できませんが(介助の方やどなたかに頼むことはできますが)、毎日どなたかの食べ物に込められたものごといただいているのだと実感しました。美味しいと心から感じる時、食材が新鮮とか、物理的なものだけではなく、誰かの愛情が入っていることを意識しないとなと思いました。
毎日美味しいものがいただけるということは、毎日いろんな人からの思いを受けとっていることなのかも知れません。
野菜もお肉もお豆腐もお米もパンも、毎日いただくものですが、作った人の気持ちが実感できたのは初めてでした。本当に甘くて、濃くて優しい味でした。
栄養をめいいっぱいいただいた、昨日の朝食でした。