瀬島隆三氏の回想録、「幾山河」を読んで、
第二次対戦前の日本は、世界から孤立していたんだなあと、改めて思いました。
どうにもできない身に迫る思いを感じて、なんとも言えない気持ちになりました。
孤立するって、怖いなあと。
どうにもできないって、追い詰められるなあと。
周りがきちんと見えなくなっていることを、振り返って、こうして記録に残す精神は、心に残りました。
冷静に全体を捉えることは、大切なことだと思いました。
ただ、この時代の日本は、どこかの国に似ているところがあるようにも思いました。
やはり、今世界で起こっていることは、ひとつも人ごとではないのだと思いました。
自分のそばに引き寄せて、自分の世界感で物事を見えるようにならないと、今生きている社会の中で、一人テレビ画面を見ているような感覚に陥ってしまいそう。
それはあまりにも悲しいから、自分の世界観を改めてみようと思いました。
戦争も、テロも、災害も、どこかで起こっていることではなくて、私が住んでいる世界で起こっていること。
私がそこにいたら、どうするのだろう。どうすればいいのだろう。
そこから考えていこうと、改めて。