2020年3月6日金曜日

今思うこと

テレビのニュースはコロナウィルス一色になりました。
小中高の学校が春休みまでお休みと言うことになり、イベントが延期や中止になって、少し私の体も緊張気味です。



早いうちから傾聴ボランティアがお休みになり、予定していたスケジュールも無くなって、正直意気消沈。今苦しんでおられる方もいらっしゃることをわかっているのに、やはり予定がなくなることは寂しい感じがします。
このような気持ちを、今たくさんの人が味わっているのだなあと思います。

ありがたいことに、介助できてくださる方々はいつもとても冷静で、日々のことは順調にこなせています。
私が介助者だったら、こんなふうに自然にいつも通りできるだろうか、と思うと、とても暖かく、心強い気持ちになります。
私は自分以外の人生に視点を移すことがとても難しいけれど、きっと違う世界観がそこにあるのだろうなあと思います。時間が許す時は少しお話を聞かせていただいたりしています。
また、9年前の震災時の気持ちも蘇ってきたりしています。私はその時は大きな被害を受けたわけではないので、そのことを思うと申し訳ない気持ちにもなりますが、何も感じなかったわけではなくて、その時も多くの不安や様々な気持ちに負けそうになっていたことを思い出します。

この数週間で感じたことは、世界は一つなんだ、と言う実感でした。
中国でコロナウィルスが広まり、日本に中国からの方々が来られなくなったことで、各地で経済が落ち込みました。
また、マスクが店頭から消えたことも、中国経済に支えられていたと言うことを自覚した事実でした。
武漢でウィルスが広がった時、日本のチャーター便が日本人帰国のために往復しましたが、その時多くのマスクを中国に寄付したと言うことを後で知りました。
気づかないところで助け合いがあったのだなと思いました(知らないのは私だけだったかもしれませんが汗)。
一つの国だけでは、何も成り立たない世界になっているように感じました。
本当に助け合わないと世界は成り立たないと言う気持ちになりました。

それから、恐怖を抱いた気持ちはとても大きく心を支配していくように感じました。
家の壁を越えて不安がやってくるような感じです。
トイレットペーパーの品薄状態はデマから始まりましたが、デマが真実になる経緯をテレビの解説で知り、ネットの時代の危うさを感じました。

コロナウィルスは罹患率は高くても死亡率は少ないとききます。今は本当に混乱していて分からないことが多いまま先の不安ばかりが煽られているような気がしますが、本当に医療の必要な人が検査を受けられ、病院にかかれる状況になってほしいと願っています。

私はと言えば、不安に弱い心を試されているように感じています。
霊的心理を師のもとで10数年勉強してきたにもかかわらず、いろんな内在した恐怖に、自分でもふわふわとした心を抑えられない瞬間が多々あります。
知人や友人、ニュースの言葉に、心が揺れるのです。
そう言う意味でも、落ち着いた介助の方々に助けられています。

どうにか心を保ち、平常に暮らしたいと思っています。

何か大きいことをしたいと言うことでなく、心を平常に保ち、毎日きてくださる人、気にかけてくださる人のことを思って、生きたいのです。


新しい家での暮らし

 しばらくぶりの更新です。 9年間住ませていただいた古い家と別れて、春から新しい家での生活が始まりました。 小さな一軒家。築50数年だそうですが、全リフォームしてある家です。 南側には大きなひさしがあり、玄関からは出入りできませんが、キッチン側の大きな窓が地面から低い位置にたまた...