2019年1月4日金曜日

うるち米を50 %まぜたおもち

お正月は、お餅が恋しくなります。
やきもちやお雑煮を食べたくなるからです。

私は少し若い時はどんなお餅も食べられたのですが、この十数年は市販のお餅をうっかり食べられなくなりました。
噛んで飲み込むという一連の作業を、気をつけて行わないとタイミングが合わなくなったのです。

噛んでから飲み込む、これが自然にできていたころは、意識しなくてもなんでも食べることができました。
脳性麻痺特有の不随意運動(アテトーゼ)が、成人年齢を過ぎた頃から強くなり、噛んでる途中から口内で飲み込もうとする動作が重なるようになり(そのように感じてしまっています)、自分でコントロールすることが難しい時が出てきたのでした。

飲み込む力が落ちたわけではなく、噛む力がなくなったわけではなく、タイミングが合わないのです。
お餅や、ツルッと咽喉に流れてしまうものに関しては、そういう理由で安易に食べられなくなりました。
思いがけず咽喉に流れてしまうと、咽喉や体がびっくりしてしまうからです。

それでも、お正月にお餅が食べられるのは、実家で、餅米とうるち米を混ぜたお餅を作ってもらっているからです。

うるち米を50%もち米にまぜてついてもらうだけで、もち米の粘りが緩和されて驚くほど食べやすくなります。

普通のお餅はどんなに小さく切っても、粘りはあるので飲み込む怖さは消えません。
この粘りが美味しい要素だと思うので、普通のお餅を好きな方には、私が作ってもらうお餅は物足りないかも知れません。

ただ、慎重に普通のお餅を小さく切ってもらって食べたり、または食べられなくなったと諦めるよりも、粘らないこのお餅を美味しく食べてお正月を過ごせることは、ありがたいなあと思っています。

世間ではこのお餅を「ごんだもち」と言い、調べてみると、北陸、とくに富山で作られていたもののようです。
茨城のお餅だと思っていたのですが、ネットでは茨城の資料は見つけられませんでした。

お餅が食べられなくなったり、食べたいけれど飲み込みが怖くなった方も、もしかしたらたべられるおもちかもしれません。

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