30代前半の時、先輩のピアカウンセラーの方から、
「体のことをよく考えるようにね」と、自然療法の本を勧められました。
その時は購入しなかったのですが、その方のおうちに泊まらせていただくたびに、本を見せてもらって、見よう見まねで体のケアを考え始めました。
里芋バスターや、ビワの葉の効能、こんにゃく湿布はその頃に覚えて、先輩方から道具を教えてもらい、介助の方に温灸をしてもらいながら、ピアカウンセリング講座リーダーの仕事などを続けていました。
今回の東城百合子先生の講演会は、そんな20余年まえからご本を通して教えていただいていた著者とお会いする機会でしたから、紹介してくださった方には感謝しています。
東城先生は93歳になられたとのこと。とても力のある声が、印象的でした。
今回の講演会は、38年間催されている料理教室同窓会の方々が主催されているとのこと。飛び込みで伺いましたが、あたたかく迎えていただきました。
東城先生の言葉を少しだけ書き写します。あまりメモは取れなかったので、本当に少しですが。
●人のせいにはしないこと
●今日のことは今日しなさい
●生活をしっかりしていないと、人は、ものごとを人のせいにする。
●掃除、洗濯、料理をしっかりする。自分でしっかり判断して行動することを身につけること
●自然の見えない力に感謝して食べる。
●生きるとは行動して体験すること
●日本に生きていることに誇りを持つこと
どんなに自然療法を実践しても、命をいただくことに感謝して食べる姿勢が身に付かなければ健康にはなっていかない、と、繰り返し伝えられたように思いました。
また、病気が治って良かった、ということだけで終わるのではなく、何か人のために、世のために行おうとすること、知識を得るだけではなく、応用していくこと、自分に責任を取って生きていくこと、それが大切だということが強く伝わってきました。
どのみちも同じことが大切なことなんだと再認識した日でもありました。
お会いできて良かった。心から思います。