2017年12月28日木曜日

お世話になったスクールが終わって

「人生も、いつか同じように突然終わるの。そのとき人は、ああしておけばよかった、こうしておけばよかったと思うのよ。人生と同じ。何もかもが突然終わるものよ」
平均月に2回ペース、(わたしは月1ペース)でずっと通い続けてきた、「スクール」が先日最後の日を迎えました。最初の言葉は、恩師がその日に話してくれたものです。


思えば、初めてヒーリングを受けてから、約10年お世話になった場所であり、様々なことを教えていただいた年月でした。

終わると決まったときから、その時間がもうなくなるのだと思うととてももったいなくて、なんとも言えない寂しさに幾度も襲われました。

ちょうどタイムリーにテレビで「トットちゃん」という、黒柳徹子さんの半生を表したドラマが始まり、その主題歌「トモエ学園」という歌を覚えました。
わたしの心境に似ていたみたいで、歌うたびに泣けてしまいます。

せんせい ともだち
わたしの心 育ててくれたの
学び舎の日々 ありがとう
         ーーー福山雅治「トモエ学園」より抜粋

小学校は6年で終わるし、カルチャースクールは期間が決まっていたりします。
一般の習い事はどのような感じなのでしょう。

ここは、師弟関係のある習い事のようなところでもあり、塾のような勉強の場でもありました。いつも自分の心が試され、ドキドキする場でもありました。

わたしはここで、蚊帳の中に居られる感覚(阻害されず、人としてのあり方がいつも求められる感覚。蚊帳の外ではない感覚)を味わい、自分の居場所を作ることの意味を教わりました。
誰かが整えてくれて初めていごこちのいい場としてわたしが居られるという発想を抜けて、自分も誰かを思い、場を整える一員になる大切さを学びました。
これはまだわたしは何もできて居ませんが、わたしの人生では初めての経験だったように思います。

なくなることが決まって、こんなに寂しくなるとは思いませんでした。

そして、最終日前の一週間は、まるで今まで習ったことを集結させなければいけないほどに、心に残る出来事がいくつか起きました。
あくまで個人的な出来事でしたが。

その中で一番印象的だったのは、「ああ、こういう行動だったから今までの過去生が失敗の連続だったんだ」
とわかったことです。

わたしは思い立つとすぐに動きたくなってしまいます。そして起こした行動は、たいていが自分本位なので、周りには何がしたかったのか伝わりません。
わたしはこの連続でいつも癇癪を起こし、理解されないことに情念を爆発させてしまった居たようです。

今回、あることを行ったときに、考えて行動したつもりでした。でもそれは全く伝わらず、思っていなかった方向に行きました。
ああ、こんな風に物事は伝わらないものなんだと思い、なんとも言えない悲しみを感じました。(怒りではなく悲しみでした)
ある人が、わたしの行動についてどう思ったか教えてくれました。

その方が感じたように、わたしには人をコントロールしようとする癖があり、今回も少しその癖が出たようで、そのような思いを感じたそうなのです。

そうだったのか、と、教えてくれた人の話を聞きながら思いました。
わたしは、こうして意見をしてくれる人の声が聞けなかったのです。いつも独りよがりの正義を語り、いつも一人でした。そしてそれはかんしゃくに結びついていました。

今回の人生では、わたしが話を聞こうとさえすれば、教えてくださる人たちとたくさん出会っています。わたしに聞く耳さえあれば、物事は少しずつ理解できるかも知れない、そう思いました。

物事を伝えられない現実は、まちがいなくわたしの現実です。今回の人生では、それを修正する出来事をたくさんもらっている気がします。一つ一つのことに過度に落ち込まないで、わたしなりに受け入れていけばいいのです。


もう一つ大事なことは、わたしも世界の構成の一部分であるということ。
大げさなようだけれども、わたしには、わたし一人分だけの責任が、どこに行ってもあるのだということです。
だからいつも、わたしとして生きていくことに、ベストを尽くすことが必要ということです。
障害を持ち、様々な素質を持つわたしが、一人分の責任を持って社会にわたしらしさを表現していくこと。これがとても大事なことなのだということを、実感できたのでした。

人生は突然終わる、別れはいつも突然で、そのことにはわたしは抗えません。でも、ベストをいつも尽くそうと思えば、後悔は減るのかも取れません。

スクールにいさせてくださって、本当にありがとうございました。
そして今も、人生のお試しのようなドキドキする出来事は、続いているのです。




新しい家での暮らし

 しばらくぶりの更新です。 9年間住ませていただいた古い家と別れて、春から新しい家での生活が始まりました。 小さな一軒家。築50数年だそうですが、全リフォームしてある家です。 南側には大きなひさしがあり、玄関からは出入りできませんが、キッチン側の大きな窓が地面から低い位置にたまた...