バルミツバとは、ユダヤ教の成人式のことで、男の子が13歳になると迎えるものなのだそうです。
今回の旅は、この式に誘われた友人が、みわさんも一緒に行こうよ、と言ってくれたことで実現したのでした。
だから、旅の終わりがメインイベント。
無宗教の私は、初めてユダヤ教のテンプルに入らせていただきました。
約2時間の式で、感動したのは、
息子さんの前でおとうさん、おかあさんが「どんなにあなたが大切な息子か」を述べるシーン。
本当に息子さんの本質を知っていて、どんなに大切かをひとつひとつ真剣に伝えているおとうさんをみていたら、泣けました。
息子さんに障害があると言うことに向かいあって生きてきたおとうさん。
すべてそのまま息子さんを愛しているおとうさん。
ご親戚の方々もとても和やかに彼を祝福していて、こんなすてきな家族が世界のかたすみに存在していることに、とても安心感を覚えたのでした。
障害を持つ子供を受け入れられない家族ばかりではないのだということを、身をもって実感できたことは、私の経験としてとてもすてきなことでした。
式のあとのパーティー、夕方のホームパーティー、私は英語がしゃべれなくて失語症状態だったけれど、言葉のシャワーを浴びながら、あたたかな気持ちで会話を聞いていました。